ていねい書店

ワクワク
気になる未来を、仮装してみる。

「あれ?こんな飾り付けだったっけ?」
行きつけのお店の中が、いつのまにか秋色の装いに。
かぼちゃの飾り付けを見て、もうすくハロウィンかぁと思い出す。

数年前から、イベント好きの友達に誘われて、この時期には仮装して家飲み会をするようになった。

ハロウィンって不思議だよなあ。

いつもだったら着ないような服でも、 “仮装”という名目があるだけで、ノリノリで着れてしまう。
普段は控えめな自分も、ちょっとだけ大胆になれる。

「こんなの、似合うのかな?」って笑っていた衣装も、気づけば「けっこう似合うかも」って、気に入っていたり。

そわそわして落ち着かなかったこの就活用のスーツも、少しずつ馴染んできたような気がする。
もう仮装じゃないってことなのかな。

思い切って袖を通したからこそ、気づけた新しい自分。
そんなふうに、いくつもの“仮装”を重ねながら、 ぼくの可能性は広がっていくんだ。

言葉:藤本康太
イラスト:大久保惠夢

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こんなパターンもどうですか?
大きく見えるのは、近づいている証拠。
背伸びしたぶんも、等身大って呼んでいい。
鳴らしてみなきゃ、わからない。
この道、走れ!