ていねい書店

ワクワク
はじまりは、火を灯すところから。

「さぁ、やるぞ!」って思ったその瞬間
心の中に小さな火がポッと灯るのがわかる。

なんだかそれだけで、ちょっと勇気が湧いてくる。

だけど、新たな一歩を踏み出すときっていうのは、やっぱり少し怖くて、不安もあったりして。
思わずその場に踏みとどまってしまうこともある。

そんなときこそ、心に確かにある灯りを思い出す。
たとえ小さな灯りだったとしても、火がついたのなら、それははじまりの合図。
その瞬間にもう、前へ進んでるんだ。

もしも、その火が揺らいで消えてしまいそうなときは、火を持ってる人を探して、分けてもらえばいい。

そこからまた、はじめられる。

もしも、照らされた道を進んでいった先で、暗闇に立ちすくむ人がいたときは、
今度は自分の火を、分けてあげたらいい。

その小さな灯りが、
誰かにとっての「はじまり」になれば
それもまた、前に進んでいく力になると思うんだ。

言葉:榎本ひより
イラスト:許育誠

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この道、走れ!
キレイとは言えない心の叫びだって、自分の色のひとつだぞ。
回転寿司で、ポテトとクレープ。
おいしいからはじまる予感
撒いた場所とは限らない。