ていねい書店

ワクワク
背伸びしたぶんも、等身大って呼んでいい。

背伸びをするな。
カッコつけるな。
──そんな説教くさい言葉は聞き飽きた。

「ありのまま」や「自分らしさ」を
押しつけられても、胸は踊らない。

だから今日も
届きそうにない天井へ腕を伸ばす。
読み方も知らない英語の歌詞を叫んで歌う。
苦手意識にまみれたスポーツだって
誰よりも長くボールを触って、コートを走る。

背伸びとは、偽りじゃない。
“等身大”のその先へ踏み出すこと。

できないを、できるに書き換える。
不得意を、得意と呼び変える。
たとえ笑われても、好きでい続ける。

やがてきっと訪れる。
胸を張って「これが僕だ!」と言える日が。
僕自身の一部になる日が。

だから今日も、思いきり背伸びして、
無様でも最高に、カッコつけて進む。

言葉:とだよしき
イラスト:大久保惠夢

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鳴らしてみなきゃ、わからない。
この道、走れ!
はじまりは、火を灯すところから。
キレイとは言えない心の叫びだって、自分の色のひとつだぞ。
回転寿司で、ポテトとクレープ。